サイトウ・キネン・フェスティバル松本2002年プログラム
オペラ/ヴェルディ:「ファルスタッフ」 メンバー表
キャスト

 
     
 

「愉快な、そして永遠に本物のならず者よ。行け、進むのだ」――《ファルスタッフ》総譜の余白に書かれたヴェルディのメモから

《ファルスタッフ》は、ヴェルディ最後のオペラ、いわば「白鳥の歌」である。ワーグナーの《パルジファル》、ロッシーニの《ウィリアム・テル》等々、「白鳥の歌」といえばスゴい作品ぞろいだ。悲劇の英雄や美女の悲恋をあまた描いてきた巨匠もさぞかし・・・・・・。
 ところが齢80のヴェルディが書いたのは、シェイクスピア『ウィンザーの陽気な女房たち』に基づくオペラ・ブッファであった。主人公サー・ジョンは、騎士のくせに追剥ぎまがいの悪行を重ねたならず者。おまけに女好きの太っちょで、同じ文面のラヴレターを二人の既婚女性に送って恥じない、いけずうずうしい年寄り。なぜこんな題材を選んだのか?
 実はヴェルディは、自分のキャリアはブッファで終わらせたいと思っていた。笑いの中に人生の哀歓と真実がにじむイタリア伝統のブッファは、彼の長年の望みであったのだ。
 今回の公演は、1995年の《道楽者のなりゆき》に続き2度目のシカゴ・リリック・オペラとのコラボレーション。舞台はタンボージ(演出)&シュロースマン(美術)のコンビによるもの。簡素ながら大騒動の場面でも節度と品格が漂い、小澤の音楽性とも絶妙にマッチする。ヴェルディがなぜ、ずっとブッファを書きたいと思っていたか、その答えが見つかる舞台となるに違いない。

後藤真理子(音楽ライター)

長野県松本文化会館
  スケジュール
9月1日(月)・9月3日(水)・9月5日(金)・9月7日(日)開演18:30  長野県松本文化会館
長野県松本文化会館 座席表(PDFファイル)ダウンロード
協力:SKF松本ボランティア協会 小林美代子 get-acrobat

チケット
S:\24,000 A:\20,000 B:\16,000 C:\9,000 (全席指定)

指揮
小澤 征爾
小澤 征爾

演奏
サイトウ・キネン・オーケストラ

合唱
東京オペラシンガーズ


スタッフ  
演出: オリヴィエ・タンボージ
装置・衣裳デザイン: フランク・フィリップ・シュレスマン
照明デザイン: ドゥエイン・シューラー

キャスト
ファルスタッフ: パオロ・ガヴァネッリ
フォード: ロベルト・セルヴィーレ
フェントン: グレゴリー・トゥレイ
フォード夫人(アリス): ダニエラ・デッシ
ナネッタ: マリア・ファウスタ・ガラミーニ
クイックリー夫人: バーナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ
ページ夫人(メグ): デボラ・ベロネージ
バードルフ: ジャン=ポール・フーシェクール
ピストル: ジョヴァンニ・フルラネット
カイウス: パオロ・バルバチーニ


Scenery and costumes designed by Frank Philipp Schlossmann
Lighting designed by Duane Schuler
This production of FALSTAFF is owned by the Lyric Opera of Chicago and is a generous and deeply appreciated gift from Abbott Laboratories

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[サイトウ・キネン・オーケストラと1000人の合唱]
[武満徹メモリアルコンサートVIII] [ふれあいコンサート 1234]

サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会