| 「愉快な、そして永遠に本物のならず者よ。行け、進むのだ」――《ファルスタッフ》総譜の余白に書かれたヴェルディのメモから |
《ファルスタッフ》は、ヴェルディ最後のオペラ、いわば「白鳥の歌」である。ワーグナーの《パルジファル》、ロッシーニの《ウィリアム・テル》等々、「白鳥の歌」といえばスゴい作品ぞろいだ。悲劇の英雄や美女の悲恋をあまた描いてきた巨匠もさぞかし・・・・・・。
ところが齢80のヴェルディが書いたのは、シェイクスピア『ウィンザーの陽気な女房たち』に基づくオペラ・ブッファであった。主人公サー・ジョンは、騎士のくせに追剥ぎまがいの悪行を重ねたならず者。おまけに女好きの太っちょで、同じ文面のラヴレターを二人の既婚女性に送って恥じない、いけずうずうしい年寄り。なぜこんな題材を選んだのか?
実はヴェルディは、自分のキャリアはブッファで終わらせたいと思っていた。笑いの中に人生の哀歓と真実がにじむイタリア伝統のブッファは、彼の長年の望みであったのだ。
今回の公演は、1995年の《道楽者のなりゆき》に続き2度目のシカゴ・リリック・オペラとのコラボレーション。舞台はタンボージ(演出)&シュロースマン(美術)のコンビによるもの。簡素ながら大騒動の場面でも節度と品格が漂い、小澤の音楽性とも絶妙にマッチする。ヴェルディがなぜ、ずっとブッファを書きたいと思っていたか、その答えが見つかる舞台となるに違いない。
後藤真理子(音楽ライター) |
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S:\24,000 A:\20,000 B:\16,000 C:\9,000 (全席指定)

小澤 征爾

サイトウ・キネン・オーケストラ

東京オペラシンガーズ
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| 演出: |
オリヴィエ・タンボージ |
| 装置・衣裳デザイン: |
フランク・フィリップ・シュレスマン |
| 照明デザイン: |
ドゥエイン・シューラー |
キャスト |
| ファルスタッフ: |
パオロ・ガヴァネッリ |
| フォード: |
ロベルト・セルヴィーレ |
| フェントン: |
グレゴリー・トゥレイ |
| フォード夫人(アリス): |
ダニエラ・デッシ |
| ナネッタ: |
マリア・ファウスタ・ガラミーニ |
| クイックリー夫人: |
バーナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ |
| ページ夫人(メグ): |
デボラ・ベロネージ |
| バードルフ: |
ジャン=ポール・フーシェクール |
| ピストル: |
ジョヴァンニ・フルラネット |
| カイウス: |
パオロ・バルバチーニ |
Scenery and costumes designed by Frank Philipp
Schlossmann
Lighting designed by Duane Schuler
This production of FALSTAFF is owned by the Lyric Opera of Chicago
and is a generous and deeply appreciated gift from Abbott Laboratories |
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